10月19日宅建士を受験してきました。FPで不動産や税金の知識を習得しているし、なにより民法の基本知識が身に付くということで挑戦です。勉強するなら目標があったほうがいいからね(^^)/
宅建士の学習内容
宅建士は4択の択一式で50問出題され時間は2時間です。内容は以下の通りです。
科目 |
---|
・権利関係 ・法令上の制限 ・宅建業法 ・税その他 |
勉強方法
独学でいけると判断し5月から勉強スタート、テキストはTACの「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 」です。
テキストを1周した後は、ひたすらYoutube動画を毎日見ていました。
初心者向けに基本的な所を分かりやすく解説されています。ベースの知識をひたすら積み上げました。
マジでイケてました。35条37条書面、盛土規制法のゴロも秀逸です。
ひっかけポイントや周辺知識を網羅して定着をはかりました。受験生目線で楽しく勉強できます。
暗記に頼らない「理解」する考え方で記憶にも残るし重要論点が明確になります。
とにかく毎日Youtube視聴です笑 テキストに追記して耕していきます。隙間時間は「秒トレ」アプリで主語や適用要件、例外を固めていきました。
宅建は無料で先生方が、有料級の配信をしてくださっているので有難いですね。その分、受験生のレベルも平均値も高くなってきているのも事実です。
問題集

問題集は、定番のLECのウォーク問です。
この過去問題集は、何度も問われているAランク(重要基礎)を集めた構成になっています。よって所謂「捨て問」は掲載されていませんので効率よくアウトプットできます。2周ほど回して、あとは間違えた問題だけ完璧にしました。
引っ掛けポイントを抑えるのも重要な勉強です笑
- 〇〇外
- 相手方が宅建業者(問3とか問4にしれっと入る)
- 主語、例外、要件、数字、隣の規定まぜる
- 前か後かetc
とにかく引っ掛けが多いです。問題を読むときに鉛筆で、引っ掛けポイントをグリグリ〇して読み飛ばさないこと!
市販模試

直前1カ月は市販の模試に挑戦。法改正問題は過去問に無いので、市販模試で問われ方に慣れるのと、本番の時間配分や自分の弱点のあぶり出しに有効。自分は宅建業法が20問中いつも15点ぐらいで弱点でした。
直前期
いよいよ試験まで10日と迫ったところで過去問練習は終了し、宅建業法と法令上の制限を固めにいきました。権利関係は点数が安定しないので、確実に取れる所に絞っていきます。特に宅建業法はひっかけのオンパレードなので丁寧に確実に・・・

このころからテキストは見ないで重要まとめ集を活用していました。オフィス海さんの「史上最強の宅建士問題集」についてきた付録です。
過去出題の90%をカバーする暗記カード。完璧にこなすと9割解けるはず。
これで要件と、数字、例外、主語などを丁寧に周回します。
同時に最新統計もこの時期に頭に入れます。でる所決まっていますので確実に取りたいですね。
試験当日
とうとう試験当日です。いや~ものすごい人です。人気資格だけあって年齢層も幅広い感じ。監督官から2時間の間「飲み物禁止」「トイレ禁止」の説明が( ;∀;)
問1の権利関係からスタートすると時間がかかり、後半の宅建業法であせって失点するので、問26の宅建業法から解くべしと多くの先生方が口を揃えてアドバイスされていました。
そこで作戦は、問26の宅建業法から解き→問50問まで終わらせる(目標40分)
次いで問1~問25まで終わらせたのち20分余らせ見直しをする。
試験開始
問26を眺めて固まる・・・
いきなり時間を要する報酬問題が!しかも組み合わせ問題なので全問計算の必要あり!!
受験生が皆、問26から解くので絶対、作問者が仕組んでいますよね?法改正の低廉の空き家等も混ぜてきて、しかも貸借。3分も消費してしまった。
めげずに解き進めると、やけに個数問題が多く(つまり全問正誤判断しないとダメ)時間を消費しまくり。その数なんと20問中10問!やりすぎジロー(笑)
気になった問題
所有者AがBに甲土地を売却し、その後にBがCに甲土地を売却した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか?
3. AB間の売買契約が、BC間の売買契約締結よりも前にAにより解除されていた場合、又はBC間の売買契約後にAにより解除された場合のいずれの場合であっても、Cは、甲土地の所有権移転登記を備えれば、Aに対して自己の所有権を主張することができる。
でたー!最近抑えた「解除」に関する問題。解除は「前」でも「後」でも「登記」備えた方が勝ち。一本釣りで正解。
宅地建物取引業法に禁止されている行為が含まれているものはいくつあるか。
ウ 宅地建物取引業者が、一時的にアルバイトを雇って、マンション販売の広告チラシの配布を行わせることとしたほか、契約書の作成業務も補助的に行わせるため、従業者証明書をその者に発行し、それらの業務を行わせた。ただし、そのアルバイトはマンション販売の広告チラシの配布の際には、従業者証明書を携帯していなかった。
いや分かりますよ。一時的に雇うアルバイトでも事務の補助する者には従業者証明書を携帯させて、取引関係者から請求があったら提示する義務がありますよ。
でもこれ、「広告チラシの配布」ですよ。ポスティングですよね?携帯させる義務あるの?逆に、契約書の作成業務も補助的に行わせないアルバイトをポスティングで雇っても従業者証明書の発行義務あるのかな?
個数問題につき、1問ミスるとアウト(´;ω;`)
宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。なお説明の相手方は宅地建物取引業者ではないものとする。
ア 自らを委託者とする宅地又は建物に係る信託の受益権の売主となる場合、相手方に金融商品取引法第2条第10項に規定する目論見書を交付し、宅地建物取引業法第35条第3項の規定に基づき説明すべき事項のすべてが当該目論見書に記載されているときは、重要事項説明書の交付及び説明を省略することができる。
信託問題きたよ。最近抑えたんだー、自らを委託者とする宅地又は建物に係る信託の受益権の売主となる場合、取引の相手方が宅地建物取引業者であっても、重要事項説明書を交付して説明をしなければならない。
つまり相手が宅建業者でも説明がいるんでしょ。信託ってややこいから。つまり相手が宅建業者でないならなおさら必要でしょ✕
なんと省略できて〇でした。そういえば遠い過去問でこの問題見たことあるんだよなぁ。なぜ思い出せなかった目論見書!!個数問題につき他が全部正解しても失点(´;ω;`)
自己採点
各予備校の模範解答が当日のうちにぞくぞく公開され、自己採点。
権利 11/14
法令 5/8
税 1/3
業法 16/20
免除 5/5
38/50でした。昨年の合格ラインは37点で、受験生のレベルがあがってきているので今年は38点かもといわれていましたが、個数問題多すぎで34点前後ではないかと各予備校の予想です。
つまり届いてる?届いてるよね?(^^♪
個数問題がトレンドにあがるほど波乱が起きた宅建士試験。2つの都道府県で宅建士に合格したものは、どちらの都道府県に登録するの?とか、「撤回するなら事務所にこい」と怒鳴られたり、分けわからない税金問題あり、まさかの不動産鑑定評価基準が出たり・・・伝説の年となりました。
11月26日を楽しみに待ちます。
この記事が参考になったら応援お願いします。↓



コメント